「公式LINEは何時に送ればいい?」「平日と土日ならどちらがいい?」「夜に送った方が開封される?」と迷っていませんか。
福岡で店舗や個人事業を運営していると、接客や仕事の合間にLINEを作成し、「完成したから今送ろう」と配信時間を決めてしまうことがあります。
しかし、配信する側が空いている時間と、お客様が読める時間・考えられる時間・実際に行動できる時間は同じとは限りません。
先に結論
公式LINEをいつ配信するかに、すべての業種へ共通する「○曜日の○時が正解」という時間はありません。
配信時間は、①誰へ送るか、②何をしてほしいか、③その行動を取りやすい時間はいつかの順で決めます。そのうえで、配信時間を変えながら開封・クリック・予約や問い合わせを比較し、自社のデータからベストタイムを見つける方法が実務的です。
- 「夜21時が正解」など一律の時間で決めない
- 読める時間より「行動できる時間」を先に考える
- 飲食店・サロン・BtoBでは適したタイミングが違う
- 同じ目的の配信を違う時間でテストする
- 開封率だけでなくクリック・予約・問い合わせまで見る
- 日時指定の予約配信はLINE公式アカウント標準機能でできる
- 配信時間と内容を同時に変更しない
公式LINEは何時に配信すればいい?正解は「顧客が行動できる少し前」です
配信時間を決めるときは、「スマホを見ていそうな時間」だけでなく、そのメッセージを読んだあと実際に行動できるかを考えてください。
= 読める時間 × 内容が必要になる時間 × 行動できる時間
例えば同じ19時でも、配信目的によって意味が変わります。
- 明日の予約枠を案内したい
- 今日の夕食利用を促したい
- 仕事中の法人担当者へ資料を読んでもらいたい
- 週末の予定を考えている人へイベントを案内したい
これらをすべて同じ時間に送る必要はありません。
これが配信タイミングを考える基本です。
「朝・昼・夜」だけで配信時間を決めるとズレやすい理由
検索すると「通勤時間」「昼休み」「夜」が推奨されることがあります。しかし、一般的な時間帯をそのまま自社へ当てはめても、目的が違えば成果につながるとは限りません。
朝に読めても、その場で予約できるとは限らない
通勤中にメッセージへ気づいても、予約ページを比較したり家族と予定を相談したりする必要があれば、後回しになることがあります。
夜に開封されても、問い合わせ対応が翌日になることがある
「今すぐLINEで相談できます」と夜遅くに配信しても、店舗側が営業時間外で返信できなければ、ユーザー体験と案内内容がずれます。
昼休みが全顧客に当てはまるわけではない
会社員、経営者、子育て中の方、店舗勤務、シフト勤務では生活リズムが違います。「一般的にスマホを見る時間」より、自社顧客がどんな生活をしているかを先に考えてください。
配信内容そのものについては、 公式LINEの定期配信で何を送ればいいかを決める方法 で詳しく整理しています。
業種別|「何時」ではなく、まず狙う行動タイミングを決める
業種ごとの仮説は、「○時が正解」と固定するためではなく、テストする時間帯を絞るために使います。
| 業種・サービス | 配信目的 | 先に考えるタイミング | 確認する成果 |
|---|---|---|---|
| 飲食店 | 当日来店 | ユーザーが食事場所を決める前 | クーポン利用・予約・来店 |
| 美容室・サロン | 予約 | 予定を決めやすい日・空き枠が選べる段階 | 予約ページ遷移・予約 |
| 整体・店舗サービス | 再来店 | 前回来店から次回利用を考え始める時期 | 予約・返信 |
| スクール・レッスン | 体験申込み | 予定を確認できる時間・募集締切より十分前 | 体験ページクリック・申込み |
| BtoBサービス | 相談・資料閲覧 | 仕事として内容を確認しやすいタイミング | 資料閲覧・相談・商談 |
| 高単価サービス | 比較検討 | 短時間で即決させず、内容を確認できるタイミング | 事例閲覧・FAQ・相談 |
福岡で店舗を運営していても、駅周辺の会社員が中心なのか、車で来店する家族層なのか、法人顧客なのかによって適したタイミングは変わります。地域名ではなく商圏内の顧客行動を見てください。
配信タイミングは「時刻」だけでなく4種類に分けると設計しやすい
「いつ配信するか」は時計の時刻だけではありません。実務では4つに分けると整理できます。
- 曜日
平日と休日のどちらで行動されやすいかを考えます。曜日そのものではなく、顧客の予定の立て方を見ます。 - 時間帯
朝・昼・夕方・夜のどこなら内容を確認し、その後の行動まで取りやすいかを仮説にします。 - イベントからの距離
キャンペーン当日、予約日の前日、募集締切直前など「行動してほしい日から何日前か」を考えます。 - 顧客の状態
友だち追加直後、初回来店後、次回来店時期、休眠期間など、顧客ごとのタイミングを考えます。
特に4つ目は重要です。
例えば「毎週水曜19時に全員へ送る」より、「初回来店から一定期間経った人へ次回来店の案内をする」方が内容と顧客状況が一致する場合があります。
このような登録後のタイミング設計を詳しく確認したい場合は、 公式LINEのステップ配信で登録後の行動を作る考え方 も関連します。
LINE公式アカウントでは配信日時を予約できます
2026年9月時点のLINE Official Account Managerでは、メッセージ作成時に「今すぐ配信」または日時を指定した「予約配信」を選択できます。
- LINE Official Account Managerを開く
- 「メッセージ配信」からメッセージを作成する
- 配信先を設定する
- 「今すぐ配信」を解除して日時を指定する
- テスト配信で表示を確認する
- 配信予約を確定する
LINEヤフー公式では、混雑状況などによって設定時刻どおりに配信されない場合があることも案内しています。
また、00:00や12:00など切りのよい時間帯は予約が集中する可能性があり、配信遅延を緩和する方法として、12:11など数分ずらした時刻を設定する方法も公式マニュアルで案内されています。
「12:11に送れば開封率が上がる」という意味ではありません。LINEヤフー公式が案内しているのは、予約配信が集中した場合の遅延対策です。開封されやすい時刻は、自社データで別に検証する必要があります。
最新の操作方法は LINEヤフー公式「メッセージ配信を作成する」 で確認できます。
自社に合う配信時間は4週間で仮説検証する
最適な時間を探すなら、内容・対象者・配信時間を毎回全部変えないことが重要です。比較条件をできるだけ揃えて、時間帯だけを変えます。
1週目:A時間帯で配信
2週目:B時間帯で配信
3週目:A時間帯で配信
4週目:B時間帯で配信
↓
開封・クリック・予約や問い合わせを比較
4週間という期間そのものが正解なのではありません。重要なのは、1回の配信結果だけで決めず、条件を揃えた複数回の比較を行うことです。
配信時間を比べるときに見る数字は3段階です
配信タイミングの良し悪しは、開封率だけでは判断しません。「届いた→興味を持った→行動した」の3段階で確認します。
| 段階 | 主に見る数字 | 分かること |
|---|---|---|
| ① 見られた | 開封・開封率 | その時間にメッセージへ気づき、確認されたか |
| ② 興味を持った | クリックユーザー・クリック率 | 内容を見て次の情報へ進んだか |
| ③ 行動した | 予約・相談・購入・来店など | 配信目的を達成したか |
LINE公式アカウントの「分析 > メッセージ配信」では、配信・開封・開封率・クリックユーザーなどを確認できます。
現在の公式仕様では、配信後24時間はグラフが約30分刻みで更新され、その後は1日単位で更新されます。また、通常のメッセージ配信に関する各指標は原則として配信から14日間集計されます。
配信時間だけでなくLINE全体の効果測定を整理したい場合は、 公式LINEで見るべき数字と見なくていい数字 も確認してください。
最新の分析項目は LINEヤフー公式「分析 – メッセージ配信」 で確認できます。
開封率が高い時間=売上につながる時間とは限りません
配信時間を改善するときに最も注意したいのが、「開封率が高かったから成功」と判断することです。
例えば、
| 配信 | 開封 | クリック | 予約 | 判断 |
|---|---|---|---|---|
| A時間帯 | 高い | 普通 | 少ない | 読む時間としては良いが予約行動とはズレる可能性 |
| B時間帯 | 普通 | 高い | 多い | 配信目的に合っている可能性 |
予約を増やす配信なら予約数、相談を増やす配信なら相談数を最終指標にします。
「いつ送れば、この情報を必要とする人が次の行動を取りやすい?」と考えてください。
配信時間を変える前に、文章が原因ではないかも確認する
時間帯だけを変えても、メッセージ自体が分かりにくければ反応は改善しません。タイミングと文章は分けて検証してください。
- 最初の一文で何の案内か分かるか
- 誰向けの情報か分かるか
- 1配信1テーマになっているか
- リンク先と配信内容がつながっているか
- 最後の行動が1つに絞られているか
文章を見直す場合は、 公式LINE メッセージ 書き方 福岡|反応が変わる文章の順番 を参考にしてください。
「配信しない方がいい時間」は顧客との約束から判断する
深夜・早朝だから絶対に配信禁止という共通ルールをこの記事で作る必要はありません。ただし、通常の店舗情報や販促を、受け手が通知を望みにくい時間へ不用意に送ることは避けた方が運用しやすくなります。
判断基準は、次の3つです。
- この時間に通知が来ることをユーザーが想定しているか
- 緊急性がある情報なのか
- 届いたあと実際に行動できるのか
例えば「明日の臨時休業」と「今月のキャンペーン案内」では、同じ配信時間で考える必要はありません。
また、時間を調整してもブロックが増えている場合は、配信内容や登録時の期待値とのズレも確認してください。
詳しくは、 公式LINEでブロックされる理由と店舗が見直したい配信設計 で整理しています。
配信時間の改善でよくある5つの失敗
最適なタイミングを探すときは、テスト方法を間違えないことが重要です。
1.「夜が良い」と聞いて全配信を夜に変える
他社で反応した時間が、自社顧客にも合うとは限りません。参考情報は仮説として使い、最終判断は自社の結果で行います。
2.時間と文章を同時に変更する
配信時間もタイトルも特典も変えた場合、何が反応へ影響したのか分からなくなります。比較するときは変更項目を絞ってください。
3.1回の結果だけで決める
天候、給料日前後、イベント、連休、キャンペーン内容などでも反応は変わります。1回の配信を絶対的な基準にしないことが大切です。
4.開封率しか見ない
読まれた時間と予約された時間は一致しないことがあります。配信目的に合う最終行動まで確認します。
5.毎回その場で配信する
「文章ができたとき」が最適な配信時間とは限りません。内容を先に作り、予約配信を使えば、運営者の作業時間とユーザーの受信時間を分けられます。
今日からできる|過去10配信を「曜日・時間・成果」で並べる
新しいツールを入れる前に、過去の配信を確認してください。
Excelやスプレッドシート、メモでも構いません。直近10回程度について、次の項目を書き出します。
- 配信日
- 曜日
- 配信時刻
- 配信テーマ
- 配信対象
- 開封率
- クリック率
- 予約・相談・購入などの結果
そこで「夕方配信はクリックが多い」「休日より平日の方が予約につながっている」といった仮説が見えれば、次の4週間で検証できます。
反対に毎回内容も対象も違い、比較できないなら、まず今後の配信条件を揃えるところから始めてください。
運営・監修のMiuは、公式LINE構築歴3年、0→1構築20件以上で、プロフィール上でも「どのタイミングで・どんな言葉で・どんな導線だと顧客が動くか」という配信シナリオ設計や既存LINEの分析を専門領域として公開しています。
運営者情報は Miu|公式LINE導線設計のプロフィール で確認できます。
公式LINE いつ配信 福岡でよくある質問
Q.公式LINEは何時に配信するのが一番いいですか?
すべての業種に共通する一番良い時刻はありません。顧客が読める時間だけでなく、その配信から予約・来店・相談などの行動を取りやすい時間を仮説にし、実際の結果で比較してください。
Q.21時に送れば開封率は高くなりますか?
一律には判断できません。夜にスマートフォンを見る顧客でも、配信内容や業種によっては、その場で予約・相談しにくい場合があります。開封率だけでなくクリック・予約まで確認してください。
Q.平日と土日ではどちらに送るべきですか?
顧客の生活と配信目的で決めます。休日の予定を提案する配信と、法人向けの資料案内では適した曜日が異なるため、曜日だけを独立して決めないことがポイントです。
Q.LINE公式アカウントは予約配信できますか?
はい。LINE Official Account Managerでは日時を指定した予約配信ができます。混雑時には設定時刻どおりに配信されない場合があるため、重要な告知では余裕を持った設定も検討してください。
Q.配信時間を変えても反応が上がらない場合は何を見直しますか?
配信内容、対象者、登録理由、リンク先、CTAを確認してください。時間帯だけではなく「誰に何を届け、次に何をしてほしいか」がずれている場合、配信時間だけ変えても改善しにくくなります。
まとめ|「おすすめ時間」を探すより、自社の反応時間を見つける
公式LINEをいつ配信するか迷ったとき、「○曜日○時が一番」と決める必要はありません。
配信タイミングは、
↓
何をしてほしいか
↓
いつならその行動ができるか
↓
実際の数字で確認する
の順番で決めます。
最初は仮説で構いません。昼と夕方、平日と休日など2パターンを決め、似た条件の配信で比較してください。
そのとき、開封率だけでなくクリック、予約、問い合わせまで見ます。
他社の「おすすめ配信時間」はスタート地点として使えます。しかし、最終的に最も価値があるのは、あなた自身のLINEで蓄積された顧客行動データです。
何時に送っても反応が変わらない場合
問題が配信時間ではなく、登録理由・配信内容・対象者・予約導線にある可能性があります。現在の配信データとLINE全体の流れから、どこで反応が止まっているか整理できます。
公式LINEの配信・導線を相談する「公式LINEはいつ配信すればいいのか」と考えると、つい曜日や時間帯ばかりを気にしてしまいます。
しかし、正式名称であるLINE公式アカウントを店舗や個人事業で活用する場合、もう一つ考えたいのが「お客様に何が起きたタイミングで送るか」です。
友だち追加したばかりの人、予約した人、昨日来店した人、しばらく来ていない人へ、同じ日に同じメッセージを送る必要はありません。
この記事の結論
公式LINEをいつ配信するかは、「毎週○曜日」と決めるだけではなく、友だち追加・問い合わせ・予約・来店・購入・再来店時期など、顧客の状態が変わった瞬間を基準に決めると設計しやすくなります。
標準のステップ配信で対応できる範囲と、手動対応・CRMオプション等が必要な範囲を分けることも大切です。
- 友だち追加直後 → 登録理由へすぐ答える
- 登録数日後 → 理解を深める情報を届ける
- 予約後 → 来店前に必要な案内を届ける
- 来店・購入後 → 利用後だから役立つ情報を送る
- 次回利用時期 → 再来店を思い出してもらう
- 休眠前後 → いきなり値引きせず再接触の理由を作る
- 行動別の自動化が必要なら標準機能とCRMを分けて考える
公式LINEは「何時に送るか」だけでなく「何が起きたら送るか」で決める
配信タイミングを改善したいなら、時刻より先に顧客イベントを書き出してください。ユーザーの状況が変わった直後は、必要な情報も変わるからです。
↓
友だち追加
↓
理解・検討
↓
相談・予約
↓
来店・購入
↓
利用後フォロー
↓
再来店・再購入
LINE公式アカウントは、この流れのすべてを新規集客する媒体ではありません。Instagram、Googleビジネスプロフィール、ホームページ、SEO、広告、店頭、紹介などから生まれた接点を、次の行動までつなぐ役割として使うケースがあります。
「今日は木曜日だから送る」ではなく、「この人は登録したばかり」「この人は前回来店から時間が空いた」という違いを意識します。
顧客状態で考える7つの配信タイミング
まずは自社のお客様を7つの場面に分けてください。すべてを自動化する必要はなく、自社で重要な2〜3場面から整えれば十分です。
-
友だち追加直後|登録した理由に答える
初回特典、予約方法、資料など、友だち追加した目的へ最初に答えます。長い会社紹介より「登録して何が得られるか」を先に明確にします。 -
登録数日後|まだ行動していない人の疑問を減らす
よくある質問、サービスの選び方、初めての方向け案内などを届けます。標準機能のステップ配信は、友だち追加後の日数や追加経路等に応じた配信に利用できます。 -
問い合わせ後|営業メッセージより不足情報を補う
一度相談した人へ同じ説明を繰り返すのではなく、料金、事例、来店方法など相談内容の次に必要な情報を案内します。 -
予約後|来店前に迷うことを減らす
場所、持ち物、所要時間、キャンセル方法などを整理します。予約完了者へ必要以上の販促を続けるより、まず安心して来店できる状態を作ります。 -
来店・購入後|利用した人だから役立つ情報を送る
美容室ならケア方法、整体なら利用後の注意点、小売なら商品の使い方など、購入後だから価値が出る内容を届けます。 -
次回利用を考える時期|思い出すきっかけを作る
「また来てください」だけでなく、次回メンテナンスの目安、新しい利用理由、季節情報などを案内します。 -
しばらく利用がない時期|休眠顧客へ再接触する
いきなり大幅値引きを送るのではなく、「前回から変わったこと」「今利用する理由」など、再び確認する価値がある情報から始めます。
定期配信で何を送るか自体に迷っている場合は、 公式LINEの定期配信を役割ごとに整理する方法 もあわせて確認してください。
配信方法は「通常配信・ステップ配信・オートメーション」を分ける
顧客タイミングに合わせる方法は一つではありません。現在のLINE公式アカウントでは、目的によって使う機能を分ける必要があります。
| 方法 | 向いているタイミング | 主な使い方 |
|---|---|---|
| 通常のメッセージ配信 | キャンペーン日、イベント前、季節情報など | 会社側のカレンダーを基準に送る |
| ステップ配信 | 友だち追加から○日後など | 追加後の日数・追加経路・属性等に応じて自動配信 |
| 個別チャット | 問い合わせ後、個別相談 | 一人ひとりの状況に応じて人が返信 |
| CRMオプションのオートメーション | フォーム回答、タグ付与、誕生日など | 顧客情報や行動を条件に自動処理・配信 |
LINE公式アカウント標準のステップ配信は、友だち追加したユーザーへ、あらかじめ決めたタイミングや期間でメッセージを送る機能です。
一方、2026年9月時点のCRMオプションでは、ユーザーの行動や顧客情報を条件にメッセージ配信やタグ管理を自動実行する「オートメーション」が提供されています。
最新仕様は LINEヤフー公式「ステップ配信」 と LINEヤフー公式「オートメーション」 を確認してください。
来店後や休眠前の自動配信は、標準ステップ配信だけでは考えない
友だち追加後の自動配信と、「来店から30日後」など顧客行動を起点にした配信は別物です。ここを混同すると、できることを誤認しやすくなります。
「来店した」「商品を買った」「しばらく利用していない」といった自社独自の顧客状態を、標準ステップ配信だけですべて自動判定できるわけではありません。
2026年のCRMオプションでは、フォーム回答、タグ付与、誕生日などを条件にオートメーションを実行できます。
また、契約している商品プランによっては「来店」「来店予定日」「最終来店日」などを実行条件として利用できます。利用できる条件はプランによって異なるため、「自社で必要なトリガーが本当に使えるか」を契約前に確認してください。
ただし、認証済LINE公式アカウントやビジネスマネージャーとの接続など利用条件があります。友だち数が少なく、手動でも十分管理できる事業者が、タイミング配信のためだけに急いで契約する必要はありません。
詳細は LINE公式アカウント CRMオプション公式ページ を確認してください。
外部ツールなしでも「顧客タイミング表」から始められる
自動化できないからといって、最初からLステップやUTAGEなどを契約する必要はありません。友だち数や顧客数がまだ多くない場合は、まず手動でタイミングを整理すると、自社に必要な機能が見えます。
| 顧客状態 | 送りたい内容 | 今の対応 | 自動化の必要性 |
|---|---|---|---|
| 友だち追加直後 | 登録特典・使い方 | あいさつ+ステップ | 高い |
| 予約後 | 来店案内 | 予約システム・手動 | 件数次第 |
| 来店後 | 利用後フォロー | 手動・顧客管理 | 件数次第 |
| 次回利用時期 | 再来店の判断材料 | 手動・条件配信 | 顧客数が増えたら検討 |
| 休眠 | 再接触の理由 | 顧客リストから抽出 | 管理負荷が高ければ検討 |
店舗で新規客・既存客・再来店をどう分けるかは、 公式LINEの店舗集客を予約・来店・再来店で分けて改善する方法 も参考になります。
配信文は「そのタイミングだから必要な内容」にする
顧客タイミングを分けても、毎回同じ販促文を送っては意味がありません。その瞬間の顧客が必要としている内容へ変えます。
同じ「予約はこちら」を送るのではなく、顧客が今判断するために必要な情報を一つ置いてください。
福岡の店舗では「地域」より来店サイクルを配信へ反映する
LINE公式アカウントの機能は全国共通です。福岡だから特別な配信日数があるわけではありません。
福岡のローカルビジネスで考える価値があるのは、自店舗の商圏と顧客行動です。
- 来店周期は1週間・1か月・3か月のどれに近いか
- 予約は直前型か事前予約型か
- 車移動か公共交通機関利用か
- 平日利用と休日利用のどちらが多いか
- 来店後に質問が発生しやすいか
- 再来店の判断材料は料金・状態・季節のどれか
福岡という単語を配信へ増やすより、「自店のお客様は前回来店から何日後に次の必要性を感じるのか」を調べた方が、配信タイミングの改善に直結します。
顧客タイミング配信の成果は「その次の行動」で判断する
配信したこと自体を成果にしないでください。それぞれのタイミングで起こしてほしい次の行動を一つ決めます。
| 配信タイミング | 見る成果 |
|---|---|
| 登録直後 | 特典閲覧・リッチメニュー利用・質問 |
| 検討中 | 事例・料金ページ閲覧・相談 |
| 予約前後 | 予約完了・キャンセル減少・来店 |
| 来店後 | 質問・再利用・満足につながる反応 |
| 次回来店時期 | 予約・再来店 |
| 休眠 | 再接触・再利用 |
効果測定の考え方は、 公式LINEで見るべき数字と改善判断の方法 でも整理しています。
配信タイミング設計で失敗しやすい5つのパターン
顧客イベントに合わせる場合でも、自動化を増やしすぎると逆に分かりにくいLINEになります。
1.すべての顧客イベントに配信を設定する
「登録翌日」「3日後」「来店後」「1週間後」「30日後」と増やしすぎると、顧客にとって通知が多くなる場合があります。売上に関係する重要な場面から整えてください。
2.来店直後から次回来店を売り込む
まず利用後に必要な情報を届け、その後で再来店の判断材料を出す方が自然なケースがあります。
3.顧客状態が変わったのに古い配信を送り続ける
すでに予約した人へ「予約しませんか?」と送るなど、現在の状態と内容がズレると不要な通知に見えます。
4.自動化できることを目的にする
自動化は運営者の作業を減らす手段です。手動で月10件対応できるなら、高度な仕組みを入れる前に運用ルールを固める方法もあります。
5.必要のない人まで対象にする
タイミングが合っていても、配信対象が違えば反応は落ちます。登録理由や顧客段階と内容が一致しているか確認してください。
ブロックとの関係も確認したい場合は、 公式LINEでブロックされやすい送り方を見直す が関連します。
今日やること|顧客が動く「5つの瞬間」を紙に書き出す
新しいツールを契約する前に、顧客が事業と接する瞬間を5つ書き出してください。
- LINEへ登録する
- 初めて予約・問い合わせする
- 来店・購入する
- 次の利用が必要になる
- しばらく利用しなくなる
次に、それぞれの横へ「この瞬間、お客様が知りたいことは何か」を1つ書きます。
これだけで、毎週何を送ろうか悩む配信カレンダーから、「必要な時に必要な情報を届ける」顧客起点の設計へ変えやすくなります。
運営・監修のMiuは、公式LINE構築歴3年、0→1構築20件以上で、プロフィール上でも顧客心理を軸にした配信シナリオ、ステップ配信、属性分岐、予約導線などを専門領域として公開しています。
詳細は Miu|公式LINE導線設計のプロフィール で確認できます。
公式LINE いつ配信 福岡でよくある質問
Q.公式LINEは毎週決まった曜日に配信した方がいいですか?
必須ではありません。定期配信と、友だち追加・来店・予約など顧客状態に合わせた配信を分けて考えると、必要性の低い一斉配信を減らせます。
Q.友だち追加した当日に何通も送っていいですか?
通数だけで一律には判断できませんが、登録直後に必要以上の情報を詰め込む必要はありません。まず登録理由へ答え、次に必要な情報は適切なタイミングへ分けてください。
Q.来店後のLINEはいつ送ればいいですか?
利用後すぐ必要になる情報なら早めに、次回来店案内なら実際の利用周期を基準に考えます。「来店後は○日」が全業種共通の正解ではありません。
Q.LINE公式アカウントだけで来店後の自動配信はできますか?
標準のステップ配信は主に友だち追加を起点にします。来店や顧客情報を起点にした自動化は、契約しているLINE公式アカウントのオプションや外部ツール等の機能を確認する必要があります。
Q.LステップやUTAGEを入れた方がいいですか?
自動化したい条件が標準機能や現在の運用で足りないと分かってから比較してください。顧客数が少なく、手動管理できている段階では外部ツールが必須とは限りません。
まとめ|公式LINEの「いつ」は時計より顧客状態から考える
公式LINEをいつ配信するか迷ったら、曜日や時刻だけを探すのではなく、お客様の状態がいつ変わるかを確認してください。
↓
検討
↓
予約・問い合わせ
↓
来店・購入
↓
利用後
↓
次回利用時期
↓
休眠
この流れの中で、「この瞬間なら何を知りたいか」を決めると、配信タイミングと内容をセットで考えられます。
まず5つの顧客イベントを書き出し、自動化すべき場所と、人が対応した方がよい場所を分けてください。それから必要に応じてステップ配信、CRM、外部ツールを検討すれば十分です。




















